勝手に渋温泉レポートも好評でしたが、惜しまれつつの終了です。
少しヘンテコな角度で渋温泉エリアをご紹介してみました。
チラリズムなスタイルでベタなエリアは紹介しませんでした。
(外湯巡りとか射的など)
今回一日巡ってみての感想は素材は面白そうだけど、
全体的に元気がなかったような気がしました。
渋エリアの老舗風旅館の入口に"日帰り入浴OK"的な看板が出ていたので入ってみたら
待たされたあげく「掃除してなくて女湯しか入れません」ってオイ!!
と突っ込んでしまいたくなる感じがしました。
メインストリートの一角にコンクリートゴミなどがあったり、お寺の境内が落ち葉で散乱していたり、廃墟にしたままの建物があったりなど、完全不景気モードで残念でした。
お金をかける以前に問題点があるような気がします。
昨年夏、全国を旅していて感じた事は、元気のない観光地に共通するのは地元の方々のオモテナシをする気が弱い。見られている意識が低い。
サービスの内容や料金、施設の豪華さ以前の問題ではないかと思います。
京都祇園が優れているかはわかりませんが、常に見られている意識は凄く感じました。
人の空気感や細い路地裏でもエアコンの室外機にカバーをして街の外観を崩さないなど
気を使っているんだなという印象をもちました。
それらをやった所で集客できるわけではありませんが、すぐできる事です。
できる事の積み重ねが重要でその土地の【個性】でき、ブランド力が増すのであろう。
(勝手こと言ってますが)
地元の方とデザイナーがじっくり話して、まずその土地をもう一度好きになってもらってから、今ある優良資産をなるべくいじらずおもしろく組合わせてPRしていけば少しは【良く】なっていきそうな気が勝手にしてます。
いい所だけをポスターやパンフレットやWEBに載せても遠路はるばる訪れた観光客はリピーターになってくださらないでしょう。
日本中の観光地がバブルの名残で黙っていてもいつかは客が来るモード。
そんな時代だからこそ信州の底力をみたい。
スキー場もそうですが、観光客の価値観や意識が変わってきているのではないでしょうか?
ただスキーや温泉来たりしている訳では無い事を。
昔の感覚ではユーザーは納得しないし、求めているサービスが違う。
最後に、とても良い所なので是非皆さんも渋温泉に行ってみてください〜
歩いていたら地元のステキな子供達から笑顔のオモテナシを頂きました。
"大人達よ子供から学ぼう〜"(僕のですが)
この子達がこれからの厳しい時代の【金の卵】です。