2014年11月の記事

ボンクラ感謝祭


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改めて言うとボンクラ(bonnecura)という7人の異業種ユニット組んでまる5年となります。

独立して2年目で今とは比べ物ならないほど仕事がなく、正直生活面でも苦しい時期でしたがとても変化やチャンスがあった2009年。

4月にはツリーハウスやったり、地元で畑やったり、さくらびアートプロジェクトやったりボンクラやったりと
本当に種まきの年でした。
今年も、新しい会社を作ったり、事務所の移転をしたり、結婚したりと今年も変化の1年でした。
自分的に5年1度大きな流れを作ろうと思っています。


だから5年後も事務所を大きくしてるか、東京オフィスを作っているか(もっと早くやっているかも)
新しい命を授かり父になっているか。
ま〜慌ただしい5年になることは間違いないと思います。
仕事先の方にご迷惑をかけないようしっかりやっていきたいと思います。


さて、そんなボンクラの5周年記念イベントを開催します。
5年という過去を振り返りながら、5年先の未来を考え、皆様に感謝する会にできたらと思います。

ボンクラ感謝祭
2014年11月19日(水)
18:00〜
長野市東町207-1 KANEMATSU


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中平先生のお別れ会

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奥様から承諾を得られましたので告知します。
中平先生のお別れ会情報は下記のとおりです。
ご冥福お祈り申し上げます。

日:11月15日土曜日
時:15時から
場:さがみ典礼戸倉法事センターにて




中平千尋先生の想い繋ぐ。

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中平先生と一緒に作った50の言葉と写真を1冊の本にまとめよう思います。




 


2009年のさくらびアートプロジェクトで、中平先生と僕の作品「投票美」という作品を作りました。

なぜ作ろうかと思ったかというのはすごく単純で中平先生のメッセージを多くの人に伝えたかったから
ただそれだけです。

美術授業対する想いをどうスパイスを効かせて伝えるかと思い考えました。
普通のアートプロジェクトのポスターを作ってもインパクトはないし、メッセージをストレートに伝えたいと
考えていました。

当時、民主党が政権交代するであろうという流れで世の中選挙モードになっており、
中平先生を候補者に見立て、選挙ポスターを作り、政見放送を作ろうとずくアイデアが浮かびました。
新聞に広告を出すのではなく、取材対象になる広告を作ろうと思っていて、案の定取材を受けるような
プロモーションができたのをよく覚えています。


中平先生の想い「美術ファンを作ること」
僕自身も中平先生を通じて美術は社会とコミュニケーションすることなんだということが
明確になりました。

そして、2011年〜2013年まで善光寺花回廊というイベントのお仕事で、地域とアートを繋げコミュニケーションするという試みを僕なりに実行しました。
中平先生の影響が大きかったです。


「先生。裏方やってみたけど難しいよ〜。どうすればいい?」

もう教えてはいただけせん。
自分で考えていきます。


いつかいつかまとめようと思っていた、中平先生との日替わり広告
中平千尋という美術人の遺志を「中平語録」として1冊の本にまとめようと思いました。

あくまでも太田個人の自発的な言動・行動ですので、奥様をはじめご遺族・関係者様の
意思ではありません。


そこでもし共感してくださる方がいれば協賛していただけたらと思います。
こうゆうことは今回が初めてなので不慣れで不手際もあるかと思いますが、
多くの方に関わっていただきたいと思っています。


●売上について

印刷費・送料を除く全ての金を誠にかってではありますが、美術教師でもある奥様に託し
美術活動の資金にしていただければ思っています。


●概要はコチラ(予定)

A5サイズ:54P程度を予定
部数:500部〜1,000部
販売予定価格:1,000円
発売2015年1月〜2月頃


●協賛金概要(予定)
1口5,000円(何口でも)
印刷予算は30万〜40万くらい
口座は11月中に開設します。

協賛金募集期間:2014年12月1日〜2014年12月31日(第一回〆切り)
①協賛者様のお名前に金額は明記せず、並び順はこちらで決めさせていただきます。
②協賛者様には金額に関係なく2冊送らせていただきます。



ざっととした概要ですがご意見などいただければ幸いです。

太田伸幸



また協賛サイトなど作りましたらご報告します。





中平先生と僕

2014年11月7日夜

元美術教師の中平千尋先生が永眠されました。
48歳という若さでした。

未だに信じられません。





中平千尋(Nプロジェクト実行委員会)
1966年長野県下伊那郡松川町生まれ。
武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科卒業後、
東京都内のデザイン会社勤務を経て、長野県内の養護学校や中学校を歴任。

(アサヒアートフェスティバル様より抜粋)

アサヒアートフェスティバル

「中学校を美術館にしよう」というテーマで戸倉上山田中学校で「とがびアートプロジェクト」
櫻ヶ岡中学校では「さくらびアートプロジェクト」などなどアートプロジェクトを立ち上げ、
長野県・日本の美術教育に大きくご尽力された方です。







僕と中平先生との出会いは2003年頃だったと記憶しています。

知り合いを通じて、戸倉上山田中学校で美術の授業をすることになりました。
なんと「グラフィティ」の授業でした。

アンダーグラウンドの世界であり、中学生とは無縁の世界で悪い影響を与えてしまうのではと
当時こちらがビクビクしたのをよく覚えています。
ま〜よくぞ依頼してきたものです。
当時一緒に遊んでいた仲間とライブペイントの授業をやりました。

>2003.10.30

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そして、2006年夏。
僕は職人からグラフィックデザイナーに転職してサラリーマンとなっていました。
再び中平先生からメールが来て、「とがびアートプロジェクト」に参加して欲しいとのこと。
今度は数ヶ月に渡り子供達が考えたテーマに我々が参加補助し作品を作り発表するという
斬新なものでした。
ここから中平先生とのお付き合いが深くなっていきました。


>2006.10.8

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この時僕はサラリーマンだったので時間が作れず子供達に任せっきりなり
もっとじっくり子供達とアートしたいなと思ったのを記憶しています。



そして2008年夏。

中平先生は戸倉上山田中学校から長野市の櫻ヶ岡中学校に赴任されて2年目

ロボ様
 
櫻ヶ岡中学校の中平千尋と申します。数年前までは戸倉上山田中学校に勤務しておりました。現在は長野市立櫻ヶ岡中学校に転勤し二年目を迎えました。ロボさんはお元気でしょうか。Nのページでもご存知のように、櫻ヶ岡中学校でも、とがびのような「学校を美術館にしよう」プロジェクトの授業を行っており、33名の選択美術受講生が11グループに分かれて活動を始めました。今年は「幸せ」をテーマに、中学生が企画書を書き、作家さんとチームを組んで作品を制作します。ロボさんは、この企画にご興味はありますか?もしあるようでしたら、ある男子3人のチームと組んでいただけないでしょうか。また詳しくはお電話などで説明しますが、その男子チームは、清掃センターやリフレッシュプラザにある廃材を塔のようなオブジェに作り、スプレーなどで美しく、かっこよく生まれ変わらせたいというアイデアを考えています。この「スプレーで美しく」というところでロボさんを発想してしまいました。出品料など払えませんので、ボランティアになってしまいますが、6月6日以降、ほぼ毎回金曜日の10時50分から12時40分まである授業に来ていただき、生徒と制作していただけないでしょうか。お忙しい中申し訳ありません。ご返事をお待ちしています。なお、下記アドレスにも同じく返信をいただけるとうれしいです。よろしくお願いします。


もうぼくはずっかり中平ファンになっていたので断る理由はどこにもなく本気でやりたいと
当時勤めていたデザイン事務所を辞めてしまいました(本当にヒドイやつです)
廃材から作品を作りそれを燃料に変えて、エネルギーとして使っていただくという長期に渡る
作品を子供達と作りました。中平先生もずっとつき合ってくれました。

>>2008.08.13
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>>2008.8.30油化プロジェクト
詳しくはブログ

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>>2008.12.07 油化プロジェクトまとめ
詳しくはブログ

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そして2009年
ここから作家+広告まで担当することになり中平先生と一番濃密だった年となりました。
独立して2年目お金はありませんでしたが、時間は沢山ありました。
中平先生の熱い想いをどうにか届けたいと思い、疑似選挙プロモーションをしました。
またこの年の出来事は詳しく書きたいと思います。
この年は校舎立て替えに伴い、校舎を好きにいじってもいいという歴史的な年で
学校側との調整はさぞかし大変だったのだろうと頭が下がります。

>>2009.08.29
詳しくはブログ


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そして2010年
作家参加型の大きなものはこの年で最後になってしまいました。
広告では航空撮影をするなど面白い試みもできました。
当日は実際に校庭で、中平先生が「恋愛」の授業をしてくれました。
どこまでもクリエイティブな先生でした。
本当好きだわ〜この人!



>>2010.10.24
詳しくはブログ

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その他にもbonnecuraというユニットでの関わりや善光寺花回廊での関わりなど
ずっと交流が続き、これからも交流が続いていくものだと思っていました。

命をかけて美術を広めていった人でした。
この遺志は僕なりバトンを繋げていこうと思います。


中平先生
本当にお疲れ様でした。
ゆっくり休んでくださいね。


2014.11.10
太田伸幸
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外国からの贈り物。

昨日、上海から1冊の本が届きました。

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それは、友人のDRIV LOO君らが作った旅マガジン「LOST Magazin
そこで長野の出来事を紹介してくれています。

4年前の出来事やちょうど1年前に遊びに来てくれたことなどが36Pに渡って紹介してくれています。
ほとんど英語・中国語解りませんがなんとなく単語、単語と記憶で読み取ることができます。

きっと「日本の長野に行った時、アホなデザイナーいて楽しかったよ」とは書いていないと思います。

こうして、刷り物になると思い出が手にとれる形で残るのですごく嬉しいです。
やっぱり印刷物っていいですよね。


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彼との出会いは僕の人生のなかでもとても素敵な経験になりました。
そんな素敵な出会いを当時繋げてくれた1166バックパッカーズさんにもお礼を申し上げたい。


ドリフ君本当にありがとう!
いつか遊びにいくからね。


追伸

語学ができた方がいい。
必ず必要なスキルだと思います。
日本人のハートで世界視野。

僕も勉強します。



母国に帰り大活躍中の優秀なデザイナーです。