これはお祭りではありません。/さくらび002

昨日、シーンデザインの宮本さん達建築家チームさんと
ヘアメイクアップアーティスト水谷優香さんとさくらびアートプロジェクトの打ち合わせで
櫻ヶ丘中学校を訪れました。

昨日の出来事他のブログでもご覧になれます。
コトバニノッテ
さくらびレポート

夕方6時
生徒も帰った静かな学校で、学校の視察をしました。

宮本さんの木's建築チームは作品を展示する教室などを視察。
ヘアメイクの水谷優香さんは、ヘアショーをする予定なので、渡り廊下などショーをできそうな所を視察。

みなさんプロなので安心してお願いできます。

今回は来れませんでしたが東京の作家さんで以前長野市に住んでいた方もお誘い致しました。
彼も古くからの友人なのできっと良い作品を作ってくれることでしょう。


視察後、教室で中平千尋先生と作家さんとの熱い語りがはじまりました。

それは今後深刻になる問題について、
さくらびアートプロジェクトがすべき"義務"につての議論。


簡単に説明しますと近い将来美術授業が無くなる可能性があるのです。
文部科学省の指導要領が変わることになり、体育などの授業が増え、音楽や美術が減るそうです。

まだ詳しい明記はないようですが。
文部科学省 中学校学習指導要領(美術)


なぜ美術授業は教育に必要であると考えられてないのでしょうか?
受験のみ、点数のみで、これからに厳しい時代や"人間力"が問われる時代に
美術やデザインは必要ないのでしょうか?

学校は塾ではありません。
点数だけとりたいのであれば小中高なんてやめてしまえばいい。

もやしのように暗い部屋でひたすら工場のように子供達を育てればいい。
頭でっかちのコンピューターのような子供が増えたら日本はどうなるのでしょうか?

世界で勝っていけるのでしょうか?
とても疑問です。

学校がすべき"義務"はなんであって、美術授業というものは何なのか問いたい。

増やせとは言わないが減らさないでほしい。

そんな深刻な問題に直面した中でのさくらびアートプロジェクトなのです。
子供達のためではあるが、大人達にもしっかり美術授業の大切や必要性を感じてもらい。


だから、僕らは中平千尋先生の力になりたい。

さくらびアートプロジェクトはただの文化祭ではありません。
子供達を育てるという"義務"を果たすべくプロジェクトなのです。


長野県内もクリエティブ系の専門学校の入学希望者が年々減少しているそうです。
我々の業界も今後深刻な人材不足になるであろうし、
つまらないデザインが増えるでしょう。


各団体が本当に業界を盛り上げたいのであれば、土作りからやって下さい。
そして汗をかいて下さい。

そしてこんな時代だからこそ"夢"を語って下さい。


僕のような微力者がやるよりエライ方がどんどんやって頂きたい。



以上。


manz design
太田 伸幸



●ん〜深い。
manz_0702_1.JPG


●熱い夜のはじまり。
manz_0702_2.jpg


●終了。(ピンボケ)
manz_0702_3.JPG




TrackBack(0)

トラックバックURL: http://www.manz.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/389

Comment