昨日から土日に長野に来てもらい新人デザイナーミムラの研修に入りました。
もちろん本人が一番大変ですが、教える方も色々学ぶことが多いし大変。
まず、名刺のデザインから練習してもらいました。
正直僕もまだまだなんですが、文字組の奥の深さに苦戦したようです。
もちろん僕らはプロですのでクライアントが気づかないような細かい所まで神経を行き届かせ美しいデザインをしなくてはなりません。
そしてフォントを作ってくれた方のことを思えば簡単で、一文字一文字丁寧に文字をおきたいものです。
パソコンという便利な道具を使っているので、楽なもんです。(そう思いたい)
漠然とデザインしていると、他人にデザインの説明ができないので気をつけなくてなりません。(そんな事はないのですが)
優しく教えたつもりでしたが、初日から少し気落ちしているようでした。
確実にうちの事務所が一番やさしいと思うので挫けず頑張ってください。
仕事ですからネ!
文字組が面白さがわかり、楽しくなる時が必ずきます。
それまで修練です。
さて、最近いろいろな若者(20代前半〜中盤)の男子が事務所に訪れるなど話を聞きにきます。
仕事の悩みや独立するかの迷い、そもそも就職しないという道を選ぼうという者まで。
それぞれの人生ですから僕なんかがとやかく言うことのないですし、そんなもん自分で決めなさい!という感じです。
背中を押してあげられるけど、決断するのは自分。
相談される時は、あえて独立や転職を勧めたりしないようにしています。
個人的には一度は就職はした方がいいかと。判断できないでしょ。
自分で決断できない人が独立は危険だし、些細な理由での転職はその人の人生を狂わせてしまうような気がしていて、軽々しく言えません。
自分も19歳の時、美容師からデザイナーを目指そうとした時1週間悩みました。
23歳の時、建築業しながら独学でデザインを学び、ついに開業したがまったく仕事がなくどうしていいか悩みました。そしてデザイン事務所へ入社しました。
26歳の時、勤めていたデザイン事務所を辞める時はまったく悩みませんでした。
(辞め方がヤンチャでしたが・・・)
23歳の時がかなりキツくめったにある本を読まないぼくですが、この本に助けてもらいました。(何度も紹介しておりますが・・・)
これを読んで設計図を書いたら気持ちがスッキリし人生の大枠は迷わないようになりました。
要するにこの先に、自分はどうなりたいのかをイメージできれば目の前のツライと思っていたことがツライとは思わずいい意味で割り切れ、むしろ楽しめるはず。
僕は30代ですべきこと、40代で挑戦というか形にできるコトをイメージして今を生きています。
自分のすべきこと果たすべく、今年スタッフを入れるという大きな決断ができました。
ツライことを考えている暇があるなら楽しいコト考える。
最近、自分より少し年齢が下の方々のお話を聞いてまた自分を見直すキッカけになりました。
ありがとうございます。