豊かなデザインとは。

本日は午前中から長野美術専門学校主宰のサテライト授業に
北野カルチュアルセンターに行ってきました。

講師は上原昌氏
トヨタ自動車やアサヒビールのCIを手がけた方です。

今回の授業の内容は「シンボルデザインによるコミュニケーション」
学生向きの内容でしたが、
長野のグラフィックデザイナーにも聞いて欲しい内容でした。(特に若手)
僕自身学校でデザインを学んだ経験がありませんのでどんどん開催して頂きたい。
就職難のこの時代で今この会場で何人のデザイナーが誕生するのでしょうか。
社長さん若手を育てられるプロダクションを作ってください。(俺も!?)

勉強って楽しい。
学生時代はあんなに嫌いだったのに。


僕自身ロゴデザインってグラフィックデザイナーやってる〜って感じがするんです。

企業やブランドの想いや方向性などを目に見える形でデザインするのが
我々の仕事でありロゴデザインはその結晶体のようなものなので
僕は一番重要な仕事だと思ってます。

ロゴデザインの面白さはやはりそのマークがどのようなシーンで使われて行くか
考え抜くことだと思います。

●基本的に企業ロゴであれば無期限に使われるので時代が変わっても
 デザインが劣化しないようにする。

●どのような媒体で使われるか考える(新聞・チラシ・WEB・テレビ・屋外広告など)

●第三者に渡った時にどのように使われるかや使いやすか考える(コスト面も)

カラーマッチングなど項目はいっぱいあるのですがロゴデザインはやっぱり
シンプルで使いやすいほうが一番いいと僕は思ってます。

期間限定のイベントロゴであればトレンドを重視したデザインでも良いと思うのですが
企業やブランドのロゴ一生使い続けるのが前提ですので、僕の作るロゴは
ぼかしや3D加工のしたトレンド性の強いロゴは作らないようにしています。
一見カッコ良いロゴはすぐ飽きる=忘れやすい。それに使いづらい。

だから単色のロゴが一番。あと、どれだけ要素減らしながら特徴を表すか。

難しい仕事を選んでしまった。


豊かなデザインってなんでしょう。
僕個人はシンプル(要素が少ない・間がある)であることだと思います。
物が溢れ、日々時間の追われている現代だからこそシンプルなデザインやシンプルな生活が
いまの我々にとって必要であり、それか豊かさでもあり贅沢だと気付かなくてならない。

そこら辺もbonnecuraで実行してみたい項目でもある。


●【簡素の美】とでも生意気な事を言ってみたい年頃です。

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●この若者達を大切したい。先輩デザイナー!背中見られてますよ。
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