相手の土俵で相撲せよ。
2011.07.12
●まつしろ現代美術プロジェクト
会期中ですがもうすでに来年に向けての準備をすべく今回はじめて区長さんをお招きして交流しました。まずは松代の人の声を聞く作業から、そこからどうのようなアートフェスをすべきか探ってます。
しかしこちらも可能性が多い素敵な街です!
●武井神社大絵馬奉納プロジェクト(絵馬プロ)
昨年、24年に一度の善光寺門前で行われた大祭を畳2帖ほどの絵馬に残そうというプロジェクト。
このプロジェクトを通じ善光寺門前の歴史や人を同時に学び感じてしまおうと。
すごく効率のいいコミュニケーションの取り方だと思っています。住まいも仕事場も門前ですから。
ここ最近何をするにも、まず地域住民とのコミュニケーションを最重要項目として様々なプロジェクトに
参加・企画しています。
何かコトを起こしたい時、ローカルであればあるほど、そして歴史のある街であるほど、
ぼくらの世代とは大きく価値観の違う方が沢山います。
それは当たり前のことでありそれはしっかり理解し、尊重すべきであると思います。
僕らの考えを主張すことはずっと先でよくって、コミュニケーションがしっかりとれてからでいいと思います、まず地元住人の思考・風習・歴史など学び感じることがまず大切。
歴史文化がある土地で何かやる時、地元住民を無視してのアクションは、
多くの損害を生むだけで、一見手間のかかるように思いますが実はすごく効率のいいやり方だと僕は思っていますし、単純に世代や価値観を越えたコミュニケーションが好きなだけかもしれません。
自分と同じ価値観を共有することにあまり興味はありません、なぜなら凄く簡単だから。
違う価値観の人たちと一つの事をすることに喜びとやりがいを感じる今日この頃です。
結果的にそれが街づくり人づくりなっていたらラッキーってな軽い感じでやっています。
街づくりって仕組みを持ってくることじゃなくて、そこで仕組みを作っていくことじゃないのかなって
思うんです。
だから相手の土俵で相撲するんです。
しっかり向き合う。(戦う訳でじゃいけど)
そのためにこちらは幾度と足を運び、酒を飲み、人生の先輩の話をひたすら聞く。
最近僕の仕事はこれがメインになっているような気がします。
おかげさまで最近少し太ってます。
ローカルデザイナーの最大の武器は足を運べるということではないでしょうか。
Comment